口コミでも評判!宇都宮の歯科医院が行う歯並びのマウスピース矯正の仕組み
矯正により歯列が変わる仕組み
透明なマウスピースを使って徐々に歯並びを整えるマウスピース矯正。「マウスピースをつけるだけで歯が動くってどういうこと?」と疑問に思う人も多いでしょう。
マウスピース矯正で利用しているのは、歯の根元と骨の間にある歯根膜という薄い膜です。歯根膜は一定の厚みを保つために、膜が厚くなったら新しい骨を作り、薄くなったら骨を溶かします。マウスピース矯正では、装着するマウスピースが完全に歯にフィットしません。現在の歯型とずれができるようにマウスピースを作ります。このずれが歯根膜の厚みを変化させ、結果として歯が正しい位置に動いていくという仕組みです。
歯並びが変わるためにかかる時間
マウスピース矯正の治療期間はかなりの個人差があります。歯並びの状態がそこまで悪くない人なら6か月程度で済みますが、2年以上かかるケースもあるので注意が必要です。
従来のワイヤー矯正では装置を歯に直接固定して、強い力で歯を動かしていました。一方、マウスピースでは比較的弱い力で歯を動かします。マウスピースで動かす距離は歯科によって違いますが、1か月でだいたい0.25mm~1mm前後。そのため、歯並びが変わるためにかかる時間は長く感じるでしょう。ただし、ワイヤー矯正とマウスピース矯正で最終的な治療期間にそこまで違いはありません。
矯正による歯列の変化に伴いマウスピースの交換が必要
マウスピースは矯正による歯列の変化に合わせて、だいたい1~2週間に一回、交換が必要です。マウスピースを作るために、定期的に通院して歯型の型取りをします。面倒ですが、マウスピースの交換をしなければ歯を動かすことはできません。
交換日数が短くなればなるほど、治療期間も短くなります。しかし、同じ期間に歯を動かす距離も長くなるので、痛みもぐんと増すでしょう。多くの矯正歯科では、矯正治療前にカウンセリングや検査をして長期的な治療計画を立てます。痛みが嫌な人は、治療前のカウンセリング時にマウスピースの交換頻度について医師と相談してくださいね。